高学年のことば共同の時間に、みんなで俳句を詠む会をすることにしました。
そもそも俳句ってなんでしょう。
俳句は、世界一短い詩と言われていて、江戸時代に完成されたと言われています。
有名なのは松尾芭蕉のこの俳句。
誰もいない池に、かえるが一匹飛び込んだ。
その水音だけがあたりに響いている。
鮮やかな色彩と音がみごとに表現されています。
俳句のルールは2つだけ。
1、5・7・5の17文字で表現する(字あまり、字足らずあり)
2、季語を入れること
季語とは、季節を表す言葉。
俳句の季語は旧暦の季節なので、現在とはちょっとずれているものもあります。
俳句とよく似たものに川柳がありますが、
ちがいは季語のあるなし。
季語が入っていれば俳句、なければ川柳ということで、
今日はそんなのあまり気にせずに、みんな好きなように一句ひねってもらいました。
まずは下書き。
思いつくまま自由に紙に書いていきます。
そして、いくつか作った中で、一番気に入っているものを選び、
半紙に筆(または筆ペン)で清書します。
色画用紙に貼り付けて完成!
最後にみんなの作品を詠みあげてもらいました。
その人らしさが出ている作品や、
意外な一面を見せてきた作品など、
どれもおもしろいものばかりでした。
たったの17文字で表す世界。
制限が逆に可能性を拡げてくれるのだなあと感じた時間でした。
(A.M)